kashimarukoのブログ

書き専です。時々、気が向いたら記事を書いて上げています。

美しさを忘れていくのだろうか

遥か遠くに見える人が多く行き交う

都会と呼ばれる建物が立っている場所

夜になれば地上の星と歌にあるように

煌びやかで眩い光を放ち夜の闇を

明るく照らす

 

夜空を見上げたら

わたしの上には満天の星

都会の地上の星々の中から

天空の星は数えるほどしか見えない

地上の星の光はとても強いからだ

様々な音が流れて

それは冷たい機会から流れてくる音

無機質な音

 

昔は“そこ”に憧れを持っていた

けれど今は“ここ”に居る幸せを感じる

地上の星は少ないけれど

温かな音が聞こえてくる

それは生き物たちの

生命の営みの中で作られている音

とても温かく優しい

自然の歌声

 

気まぐれに風が吹けば

木々の葉が擦れ合い自然の協奏曲となる

一度とて同じ演奏はない

その瞬間の演奏会

 

幸せは人それぞれ

どちらが良いかはその人が決めること

誰にも善悪は決める資格はない

いま、夜になっても音が鳴らない

協奏曲が聞こえてこない場所がある

 

黒い板が斜めにいくつも並び

光を集め電気を作るのだそうだ

まるで鱗のようなそれは

地上にある豊穣を奪ってゆく

ゆっくりと時間をかけて

響くのはただの虫の声のみ

ただそれだけの世界