kashimarukoのブログ

書き専です。時々、気が向いたら記事を書いて上げています。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

夜明け前の空に。

夜明け前 まだ夜の濃紺が残る西の空に幾つかの筋雲が何か明るい光によって白く照らし出されている。 通い慣れた道すがら空を見上げることが多いが、そこには灯りがないはずだ。 少し早足で確認する。 筋雲の向こうに満月があった。 雲を照らしていた灯りは満…

懐かしい香り

風に乗ってもち米を蒸している香りがする。 懐かしい香り。 ホームセンターへ買い物へ行った時に長さ、大きさが違う杵が並んでいた。 また別の日は出汁を引く甘い香りがしてくる。 そろそろお節料理の準備が始まるのだろうか? 懐かしい思い出の数々が脳裏に…

いつもの景色

いつもの道。いつもの風景。 遠く見える山々に雪雲がかかろうとしているのだろうか。 空気もこの時期特有の冷たさがある。 山から吹き下りてくる風は冷たく強い。 稲刈りの終わった田んぼの向こうに見える山々。 日が沈んで間もない空は赤色に紫色が加わり始…

福良雀

車で出かけた時のこと。 緑地脇の交差点で信号待ち。 何気なくフェンス横の整えられた植え込みを見たら可愛らしい雀が一羽こちらを向いて羽を少し膨らましているではないか。 『可愛い〜。もふもふのチュンちゃん!』 私の目はハートになりその愛らしい姿に…

深夜に見上げる空に流れ星

眠れない夜。 午前一時に目が覚めて起きるには早すぎるため二度寝を試みる。 しかし完全に目が覚めてしまったようで眠れないことに焦りを感じている。 仕方なくしばらく起きていようと決めて東側の窓から夜空を見上げて流れ星を探すために目を凝らす。 街灯…

何気ないことに年齢を感じる

普段、あまり使わない場所を説明する時に〇〇にあります。 と言えればいいのだが、つい、 『ここに』とか『そこに』や『あの場所に』 と固有名詞ではない指示代名詞が出てきてしまう。 その機会が多いと感じる今日この頃。 若くないんだなぁと思い知らされた…

青空を見上げて。

明け方に降っていた雨は止み道路も乾いてきている。 見上げれば澄んだ青空が広がっていて、遙か上空を飛行機が飛んでいく。 毎日のように空を見上げている筈なのだが自分がいま目にしている空を初めて見るような錯覚すら覚えるよう。 そこに広がっている青色…