今週のお題「夢」
夢、、ね。
私自身が夢見る年齢でもない、というより希望的な夢を思い描くなって久しい。
何故なら、夢はいつも破れる、奪われる、壊される、そして最後に諦める。
長いことこの繰り返しだった為に夢見ることは無くなって現実的に実現可能な事だけを考えるようになってしまった。
え〜。つまんない。
そうなんだよね、つまらないよねぇ。
私は、ほぼ毎日のように眠りから覚める直前には何かしらの夢見ているけど、これは数が多過ぎて書ききれないので別の形で紹介していけたらと思う。
その中でも印象に残っている夢を1つ紹介します。
10代の学生の頃に見た夢で、今風に言えばダンジョン系の世界が舞台。
その中で仲間と共に武器や盾、鎧を纏い更には魔法を駆使して荒野で敵(覚えていない)と戦闘を繰り広げて苦戦を強いられていた。
仲間も私も少なからずダメージを受けて傷ついていたけど辛うじて敵を打ち破り攻防戦は勝利を収めた。
私は脇腹に強い痛みを感じて、そこを見ると刀傷があり出血していて後方に下がることに。
その時に意識を失い次に目を覚ますと自分の布団で寝ていて『なんだ、夢かぁ』と思ったのだけど脇腹に痛みを感じて不思議に思いパジャマを見ると脇腹から出血していて
あれは夢じゃなかったんだ、、、。
そう呟いて親になんて説明したら理解してもらえるかと考え込んで、、。
再び目を開けると、自分の布団で目を覚ました場面に戻る。
そう。夢の中で『夢』を見て起きた夢を見た。
初めてそんな夢を見たものだから困惑するし、勿論、体に傷ひとつ付いていなくて血痕もないことは確認済み。
けれど、あの世界からこの平和な世界に飛ばされてしまった気がして、一戦士として戦っていた世界への帰還が果たせなくなったことに強い絶望感を抱いてこの世界でどう生きていけば良いのか、また仲間がいないこの世界が堪らなく悲しくて心が張り裂けそうだった。
余りにも生々しくて夢の中の現実が本当なのか無傷な状態で目を覚ましたのが現実なのか判断が付かなくて困った体験でした。